ブログBLOG

SEARCH

カビ発生を抑制!! お風呂編

1.カビって!

カビは、30数億年まえから出現していたとされ、もともと土の中が生息場所であり、生き物の不要になった有機物、例えば、毛、爪、角質、皮脂、糞尿、葉っぱ他を無機物に分解する役目を担っている。
カビはなぜ、家庭の中に現れるのでしょうか?
カビは、小さな胞子から始まり植物のように発芽し、細胞分裂をし、菌糸を伸ばして成長、新しい胞子を空中にバラマキ、鳥、動物、昆虫、風により、新しい場所に着床を繰り返す。
故に、カビの胞子は、私たちの周りには、花粉同様浮遊し空気中を自由に移動、好条件のところならどこでも着床し姿を現します。







2.カビは、味方か敵か?

カビの種類は9万種以上、「糸状菌」「キノコ」「酵母」の3つにわかれます。カビとしてイメージされるのがミカンやお餅のカビ、これが「糸状菌」、糸状ってわかりますよね!
意外んも「キノコ」もカビの一種、同じ枠の属します。
酵母といえば、イースト菌、麹とか発酵食品に欠かせないものもカビの仲間です。
味噌、醬油、日本酒、ワイン、ビール、パン、チーズ、アオカビから作られるペニシリンは、抗生物質として治療に役立ち、カビの仲間は、生活の密着も非常に高い。
しかし、一方でカビの胞子は空気中どこでも浮遊し、少量を吸い込むには問題はありませんが、体内に進入してもすぐに強い毒性があるわけではないので、健康な人であれば問題ありません。
しかし、カビが着いた食べ物を口にしたり、大量の胞子を吸い込むと喘息、アトピー性皮膚炎など、アレルギー性疾患の原因や免疫力が低下している人が吸い込むと感染症の可能性もあります。
その他、カビはダニの餌にもなり間接的にも健康に良い影響を与えるものでもないようです。

3.カビの発生条件

「温度」「湿度」「栄養」=汚れ
カビはあらゆるところに浮遊して、この3条件が揃った場所に胞子が付着して成長する。

★温度 最適温度25℃  5~35℃

★湿度 80%  一部 65%でも成長する者もいます。

★栄養 タンパク質、炭水化物、油脂、  主に皮脂汚れ、ホコリ、食べかす


発生条件に合う場所というと!!

浴室 家具(タンス裏) 押入れ エアコン内部 他

4.カビ発生抑制のコツ

 温度、湿度、栄養のどれか一つが欠けるとカビは抑制する事ができます。
しかし、温度は、最適温度25℃(5℃~35℃)で人間にとっても快適に過ごせる温度、これを超える温度の設定でカビを抑制は、辛いですね、例えばサウナを想像すると納得!
 故に、出来るのは、あと二つの室温、栄養=汚れを除くことです。

湿度(水分を取り除く)、汚れを取り除く ⇒ 毎日掃除を⁉  ではなく

1,お風呂のフタをする

2,高温のシャワーを浴室全体にかける(50℃以上)  火傷に注意!!
   高温で汚れを少しでも流す。
   高温なお湯は、水よりも乾きやすいので浴室に湿気がこもりにくく乾燥が早い

3,換気扇を回す(出来るだけ長く、できれば一晩中)


最後に、それでもカビは生えてきますので、定期的には、お掃除しましょう。